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映画から感じるメキシコシティー。

ここで既にご紹介した映画イベントAquí se filmóですが、この撮影された現場でその映画を上映してしまうと言うすごいイベントなのですが、
私が日本に一時帰国している間に私の大好きな映画の撮影現場で立て続けにイベントが行われて、行けずに残念だった・・と言う話を以前に書いたわけですが、
ああ、やっぱり本当にいけなくて残念・・とイベントの記事を読んで改めて思っています。
と、言うのも先日私がメキシコ映画の中で最も好きな作品であるAmores Perrosが撮影現場のひとつ、Juan EscutiaとAtlixcoの交差点付近で上映されました。
当初TAPO(東バスターミナル)で上映会を行う予定だったと思うのですが、変更になったようです。Juan EscutiaとAtlixcoはCondesaにあるので、何気なくこの辺を通っている
人は多いのではないでしょうか。

で。
そのイベントの話に入る前に、以前メキシコ映画の話を書いていて、ふと、このブログではまだAmores Perrosの話をしていなかったことに気がついたので改めてこの映画の話をちょっと書いてみようかと思います。
この映画、いまや押しも押されぬメキシコを代表する監督となったAlejandro González Iñarritúの長編デビュー作。
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ガエル・ガルシア・ベルナル, エミリオ・エチュバリア, ゴヤ・トレド, アルバロ・ゲレロ, アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ

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「アモーレス・ペロス(Amores Perros)は2000年に製作されたメキシコの映画作品。監督はこれが初監督になるアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。2000年のカンヌ国際映画祭批評家週間でグランプリを、東京国際映画祭でもグランプリや監督賞を受賞した。また、ガエル・ガルシア・ベルナルが日本に紹介された作品でもある。」「」内はWikipediaより。

日本では公開は2002年ですが、当時この映画を見た日本人(一般人)の批評はなかなか興味深いものでした。と、言うのもけっこう評価が分かれていたように思うのです。
で、低い評価の批評に共通していたのが「ストーリが現実離れしていて、何でそういう展開になるのか良く分らない」と言う点でした。当時既にメキシコシティーにも住んでいた私にはこの評価はまったく逆で、この映画の中に描かれるメキシコ・メキシコ人はあまりにもリアルでした。メキシコシティーと言うこの世界一の巨大都市の片隅に生きる人間の「痛み」がストレートの伝わる映画だったのです。少なくともメキシコシティーと言う街に住んでいた私にとっては。

話を少し映画のないように戻します。
「この映画はメキシコ・シティを舞台とし、同時に進む3つのストーリーで構成されている。
強盗で金を作り、破滅的な生活を送る自分の兄の妻を愛してしまった青年オクタビオ。兄との生活の不満を打ち明ける義理の姉に贈り物をして喜ばせようと、愛犬を闘犬に仕立て、金を作る。やがて、オクタビオは彼女との駆け落ちを決意する。
誰もが顔を知る売れっ子モデルの女バレリア。美しい肢体を持つ、スペインからやって来た彼女は、家庭のある男と不倫関係にある。愛人は家庭を捨て、彼女の愛犬とともに、マンションでの生活を始める。
常に数匹の犬と行動し、シティでごみ収集をしている初老の男性、エル・チーボ。外見は怪しいが、彼は一人で行動する、名うての殺し屋だった。殺人の依頼が舞い込み、そのターゲットの周辺を調査し始めるが、その一方、離れて暮らす娘を見守る父親でもあり、時に彼女の部屋へ侵入する。 」

これらのストーリーが、ある事件を軸としてつながっていく。どのストーリーにおいても犬が重要な役割を果たす。また、さまざまな形での「父親」という存在(或いは不在)がそれぞれの登場人物に共通する一つのテーマとなっている。 この映画を通じてメキシコの町並みや風景、裕福ではない人々の生活、メキシコ・スペイン語のスラング等学ぶものは多数にある。オクタビオを演じたガエル・ガルシア・ベルナル、監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは一躍注目を集め、特にイニャリトゥはその構成力・演出力を高く評価され、ハリウッド資本での映画制作に招聘され、3年後「21グラム」を製作した。」「」内はWikipediaより


都会と言うものは、東京であれ、ニューヨークであれ、パリであれ、メキシコシティーであれ、同じような気質を帯びていて、どこでも、誰でも孤独であると思いますが、ここメキシコシティーはその孤独さが痛いほど伝わる街だと思います。その背景の一つとして、メキシコシティーは言うまでもなくメキシコの首都ですが、メキシコは国民一人当たりのGDPが8,000ドルを超え、OECDにも加盟する「中進国」です。この国の上に這い上がろうとする力と言うか気持ちというのはいわゆる「勝ち組」的人間と仕事をしていると嫌と言うほど実感します。事実カルロス・スリムのようにビル・ゲイツを抜いて世界一の長者番付の一位になるような人間を輩出する土壌のある国なのです。そして勝ち残るのはほんの一握りで、落ちていく人もいれば、這い上がれずに留まる人もいる・・と、言うよりもその方が多数です。もちろんすべての原因が経済的勝ち負けで決まるわけではないですが、この映画の中ではそういう人間の根本的な「孤独」を具体的な「痛み」として描いた映画なのだと思います。

話は、イベントに戻りますが、このイベントにいけなくて本当に残念・・と改めて思ったのは、なんとこの映画の主演の1人、El Chivoを演じたEmilio Echevarriaがイベントに参加。彼の目から見たこの映画の解説を行ったそうです。Amores PerrosはどうしてもGael Garcíaの映画として捉えられがちですが、やはり映画の主演はEmilio Echevarria演じるEl Chivoだったと思います。
あー、生で話聞きたかったなぁ・・・。

まだ観ていない、と言う方は今からでもぜひAmores Perrosをご覧になってください。そして、この映画を通してメキシコシティーの持つ「痛み」を感じることができれば、またメキシコへの見方も変わるのかもしれません。

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