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メキシコ最高の現代作家

fuentes 2

メキシコ最高の現代作家・・と言えばやっぱりCarlos Fuentesではないでしょうか。そのCarlos Fuentesの生誕80年を記念して11月10日から12月3日までMéxico, GuadalajaraそしてXalapaで各種のイベントが開催されています。(1928年11月11日生まれ)
fuentes

その中でも最も注目されたイベントはFuentesの長年の友人であり、ラテンアメリカ文学を代表するノーベル賞作家Gabrile García Marquezのイベントへの登場と二人のやり取りだったのではないかと思います。(言うまでもなく左がCarlos Fuentesで、右がGabrile García Marquez)

11月19日はチャプルテペック城にて現メキシコ大統領Felipe Calderónとのイベントがありましたが、そのイベントの中で、Calderónはこのように言いました。
El presidente Felipe Calderón aseguró que la mejor manera de celebrar al autor de “Aura” y “La región más transparente” es leyéndolo.

・・たまにはいい事言うじゃん。

さて、そういう私もCarlos Fuentesはラテンアメリカで最も好きな作家の一人なのです。
作品を全部拾うのは時間がかかるので、手抜きでwikipediaから引用します。

小説
『仮面の日々』 (Los días enmascarados) 1954年
『大気澄み渡る土地』(La región más transparente)1958年
『良心』(Las buenas conciencias)1959年
『アルテミオ・クルスの死』(La muerte de Artemio Cruz) 1962年
『アウラ』(Aura) 1962年
『盲人の歌』(Cantar de ciegos) 1964年
『聖域』(Zona sagrada) 1967年
『脱皮』(Cambio de piel) 1967年
『誕生日』(Cumpleaños) 1969年
『我らが大地』(Terra Nostra) 1975年
『ヒドラの頭』(La cabeza de la hydra) 1978年
『遠い家族』(Una familia lejana) 1980年
『焼けた水』(Agua quemada) 1984年
『老いぼれグリンゴ』(Gringo viejo) 1985年
『胎児クリストバル』(Cristóbal nonato) 1987年
『コンスタンシア、そして乙女たちのためのその他の小説』(Constancia, y otras novelas para vírgenes) 1989年
『闘い』(La campaña) 1990年
『オレンジの樹、あるいは時の円環』(El naranjo,o los círculos del tiempo) 1993年
『ダイアナ、あるいは孤独な狩人』(Diana, o cazadora solitaria) 1994年
『ガラスの国境』(La frontera de cristal) 1995年
『ラウラ・ディアスとの歳月』(Los años con Laura Díaz) 1999年
『メキシコの五つの太陽』(Los cinco soles de México) 2000年
『イネスの本能』(Instinto de Inez) 2001年
『鷲の椅子』(La silla de águila) 2003年
『心配な仲間』(Inquieta compañía) 2004年
『すべての幸福な家族』(Todas las familias felices) 2006年

[編集] 戯曲
『すべての猫は褐色』(Todos los gatos son parados) 1970年
『片目は王』(El tuerto es rey) 1970年
『月光に蘭』(Orquídeas a la luz de la luna) 1982年
『夜明けの祝祭』(Ceremonias del alba) 1991年

[編集] 評論・エッセイ
『ラテンアメリカの新しい小説』(La nueva novela hispanoamericana) 1969年
『二つドアのある家』(Casa con dos puertas) 1970年
『メヒコの時間』(Tiempo mexicano) 1971年
『セルバンテス、あるいは読みの批判』(Cervantes o la crítica de lectura) 1976年
『すばらしい新世界』(Valiente mundo nuevo) 1990年
『埋められた鏡』(El espejo enterrado) 1992年
『二つの村のための三つの議論』(Tres discursos para dos aldeas) 1993年
『小説の地理学』(Geografía de la novela) 1993年
『メヒコの新しい時間』(Nuevo tiempo mexicano) 1994年
『時の中の肖像』(Retratos en el tiempo) 1998年
『ラ・マンチャのマチャード』(Machado de la Mancha) 2001年
『これを信じる』(En esto creo) 2002年
『幻を見ながら』(Viendo visiones) 2003年
『反ブッシュ』(Contra Bush) 2004年
『それぞれの68年』(Los 68) 2005年

[編集] 邦訳
『メヒコの時間』西澤龍生訳 新泉社 
『聖域』木村榮一訳 国書刊行会 1978年
『アウラ』安藤哲行訳 エディシオン・アルシーヴ 1982年
『脱皮』内田吉彦訳 集英社 1984年
『アルテミオ・クルスの死』木村榮一訳 新潮社 1985年
『私が愛したグリンゴ』安藤哲行訳 集英社 1990年
『セルバンテスまたは読みの批判』牛島信明訳 水声社 1991年
『遠い家族』堀内研二訳 現代企画室 1992年
『アウラ・純な魂』木村榮一訳 岩波書店 1995年
『埋められた鏡』古賀林幸訳 中央公論社 1996年

代表作はやはり『大気澄み渡る土地』(La región más transparente)1958年 や『アウラ』(Aura) 1962年 と言ったところだと思いますが、個人的にすごく好きな小説が別にあります。
それは1984年に発表した短編小説Agua Quemada(焼けた水)なのです。
この小説は4編に分かれているのですが、舞台はメキシコシティー。一見何のかかわりもないと思われる階層も違う人達が実はひとつの共通点で結ばれていた・・って、どこかで聞いたことあるような設定だと思う方もいるかもしれませんが、そう、Amores Perrosに似ている・・と、言うかもちろんAmores PerrosがAgua Quemadaに似ているわけで。偉大なCarlos FuentesにAmores Perrosも影響を受けて生まれた作品なのかもしれません。

ちなみにこの小説は邦訳は出ていないのですが、とにかくスペイン語で読んでいただくことをつよくお勧めする作品です。メキシコの、と言うよりもメキシコシティー独特のスペイン語がたくさんでてくるし、そういった表現になれていない方はスペイン語力があってもちょっと読みにくい部分もあるかもしれませんが、Carlos Fuentesの描く世界はやはり原文でこそ伝わるのではないかと思わせる作品です。これほどリアルに、鋭くメキシコシティーの持つ孤独さを切り取った作品はそうないように思えます。ぜひ、メキシコ在住であれば安いですし、短編なのですぐ読めるので購入されてみてください。

なかなかその国の文学をその国の言語で読みこなすのは難しいことかもしれません。でも、文学にはその国が凝縮されていて、大変でも、時間がかかっても結局はその国を理解する近道のように思います。Carlos Fuetesはそんなメキシコ文学の扉となる作家であると思います。

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4787793071メヒコの時間―革命と新大陸
Carlos Fuentes 西沢 龍生
新泉社 1993-05

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4120025039埋められた鏡―スペイン系アメリカの文化と歴史
Carlos Fuentes 古賀林 幸
中央公論社 1996-01

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4087602389老いぼれグリンゴ (集英社文庫)
Carlos Fuentes 安藤 哲行
集英社 1994-08

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